QUO CARD Digital Innovation Lab Tech Blog

クオカード デジタルイノベーションラボの技術ブログです

Kotlin未経験で入社したメンバーに、キャッチアップ方法についてアンケートとってみました!

本記事では、Kotlin未経験で入社したメンバーを対象に、キャッチアップ方法についてアンケートをとった結果を紹介します。

クオカード デジタルイノベーションラボ(以下ラボ)への選考を検討いただいている方や、これからKotlinを学ぼうとしている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

背景

ラボではバックエンドの主な言語としてKotlinを採用しています。(他の使用技術については、QUOカードPayシステムのバックエンドで利用している技術をご覧ください。)

ソフトウェアエンジニアの選考の中で「Kotlin未経験でも大丈夫ですか?」という質問をよくいただきますが、必須要件は以下の通りです。

  • Kotlin or Java or ScalaでのWeb開発のご経験(目安3年程度)

JavaScalaの経験があれば、Kotlin未経験でも問題ありません。 実際、多くのメンバーがKotlin未経験で入社し、業務を通じてキャッチアップしています。

そこで今回は、Kotlin未経験で入社したメンバーにアンケートを実施し、キャッチアップ方法や苦労した点、乗り越えた方法を紹介します!

アンケート回答者

Kotlin未経験で入社したソフトウェアエンジニア

アンケート結果

ここからは実際のアンケートの内容を紹介します。

入社以前、主に使用していた言語を教えてください。

主に使用していた言語としてはJavaが最も多い結果となりました。

Kotlinのキャッチアップ方法について教えてください。

1. 社内のリポジトリを参考にする

2. GhatGPT等の生成AIに聞く

現在はGitHub Copilot for BusinessとChatGPT Enterpriseを導入しています。 その他の活用事例についてはGitHub CopilotとChatGPT、何に使っているかアンケートとってみました!をご覧ください。

3. 公式サイトや書籍を参考にする

以下、実際に参考にしたWebサイトと書籍を紹介します。

Webサイト

書籍

4. ネットで調べる

5. ペアプログラミング・モブプログラミング

現在はチームにより、必要に応じて実施しています。

6. Slackで相談

ラボの進め方である「15分ルール」や「Working Out Loud」に基づき、チームで解決に向けて取り組みます。 詳細についてはクオカード デジタルイノベーションラボが目指す姿・方向性と進め方についてをご覧ください。

Kotlinのキャッチアップにあたり特に苦労した点とどのように乗り越えたか教えてください。

  • Kotlinのスコープ関数(let, run, with, also, apply)はJavaにないので、最初は使い方がよく分かりませんでした。

 →Zenn等の記事を読んだり、生成AIに説明してもらいました。

  • Kotlinのコードを書いた量が少ないため、コーディングしながら疑問が出ることが多い

 →ChatGPTにKotlinのコーディングとしておかしくないかや、どうしたらもっとスマートかを聞きながらコーディングした。

  • 苦労というほどではありませんが、関数の書き方などの作法がJavaと異なるので間違えることが多いです。

 →賢いIDEintelliJ)が注意してくれるので、都度、修正します。乗り越えられていません。

  • Webの情報が他の人気のある言語と比べて少ない気がする。

 →ChatGPTが助けてくれるようになった。

  • Javaにはない(またはより便利な)書き方などの把握や理解。

 →書籍、ChatGPT、社内コードリーディング、コードレビューなどを通して少しずつ習得中。

Kotlin未経験で入社する方に向けてメッセージをお願いします。

  • Javaにある程度精通していれば、キャッチアップは難しくないと思います。Kotlinの関数型プログラミングスタイルに最初は戸惑うかもしれませんが、Javaよりラムダ式を簡潔に書けるので、慣れてくると便利に感じると思います!

  • 静的型付け言語(特にJavaScalaなどJVM言語)の経験があれば、入社後の業務やSlackでの相談などを通して、大きな問題なくキャッチアップしていけると思います。

  • 私はKotlin未経験で入社しましたが、新しく覚える意欲があれば問題ないと思います

  • Java経験者であればそんなに苦労しないのではと思います。あとは、入社してKotlinのコードをたくさん見れば慣れてくる(なんとかなる)と思います。

  • Kotlin以外の言語である程度の開発経験があれば、Kotlinのキャッチアップは入社してからでも問題ないと思います。

  • (Kotlinに限らずですが)初歩的なアドバイスはChatGPTに聞くと解決できます。

  • 公式サイトを読めばなんとかなります。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました! クオカード デジタルイノベーションラボでは、新しい仲間を募集しています。 少しでも興味をお持ちいただけた方は、是非カジュアル面談でお話しましょう!

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