こんにちは! クオカード デジタルイノベーションラボ採用担当の金子です。
今回は、カジュアル面談で質問いただくことも多い「ユーザー目線の開発を実現するための取り組み」について、具体的な内容を紹介します。
以前、「プロダクトバックログの作り方」としてどのような情報を元にプロダクトバックログを作っているのかを紹介しましたが、今回はさらに深掘りし、実際にアンケートやユーザーインタビューを企画・実行しているUXデザイナーのNさんにお話を伺いました。
ぜひ最後までご覧ください。
自己紹介
ーまずは自己紹介をお願いします!
はい。UIUXチームでUXデザインを担当しているNです。
クオカードには2019年の10月に入社しました。
これまでの経歴としては、システム開発やUI設計、UXデザインなどに携わってきました。
趣味はスポーツ観戦やフットサルで、最近はフルリモートによる運動不足解消のため、チョコザップに通っています。
担当業務
ー現在の担当業務について教えてください。
QUOカードPayのUXデザインを担当しています。
UIUXチームにはもう1名UIデザインをメインで担っているメンバーがいるので、状況に応じて協力しながら進めています。
具体的には、競合他社の分析やユーザーからの問い合わせ内容の分析、ユーザーへのアンケートやインタビューの企画・実施・分析・改善提案などを行っています。
入社の決め手
ーもうすぐ入社5年となるNさんですが、入社を決めた時の心境について教えてください。
転職活動では、次の2点を重視しました。
1つ目は、「ユーザー目線の開発を行う組織」であることです。
これまでの経験から、ユーザーの声を反映したプロダクト作りの重要性を実感していて、その実現のためには組織全体がUXデザインやユーザーリサーチの重要性を理解していることが大切だと考えています。過去にはその価値観のズレで苦労したこともあったため、選考中は特に気をつけて確認していました。
クオカードの面接では、プロダクトオーナー(以下PO)である齋藤さんから「ユーザー目線を大切に考えてサービスを作っていく」という強い信念を感じ、一緒に実現していきたいと思いました。
2つ目は、「自社サービスを長期的に育てていける環境」であることです。
こちらも過去の経験から、継続的な改善と成長ができる環境を望んでおり、転職先としては自社サービスを中心に見ていました。
クオカードではQUOカードPayという新しいサービスを一貫して育てることができ、長期的な視点で改善を続けられる点に魅力を感じました。
他にも、選考の中で「裁量大きく自律的に進められる点」や「ワークライフバランスを保ちながら働ける点」なども自分の希望に合っていると感じ、最終的に入社を決めました。
実際に入社してみて
ー実際に入社してみてどうでしたか?
選考時の話通り、チーム全体で「ユーザー目線」を大切にサービス開発に取り組んでいると感じました。
また、私が入社したタイミングで、外部に依頼していたUX調査を自社で行うようになり、進め方含め1から構築しました。裁量大きく進められる環境で、非常にやりがいを感じています。
UXリサーチの進め方
ー確かにデジタルイノベーションラボは「裁量大きく自律的に進められる環境」ですよね。実際にNさんが取り組んでいる問い合わせ内容の分析やアンケート、インタビューについて具体的に教えてください。
ユーザーからの問い合わせ内容の分析
QUOカードPayはBtoBtoCのサービスで、対象となるユーザーは法人担当者と一般ユーザーです。 そのうち、私は一般ユーザーからの問い合わせ内容の分析や改善提案を中心に担当しています。
問い合わせ内容はお客様相談室チームがSlackの専用チャンネルで共有し、必要に応じてPOとQUOカードPayアプリを開発しているチーム(以下Payチーム)、UI/UXチームで機能追加や改善を検討し、必要な場合は調査を行います。 調査が不要な場合や早期対応が必要な場合は、迅速に対応しリリースします。
また、App Storeのコメントも自動でSlackの専用チャンネルで共有されるので、内容を確認して対応しています。
アンケート
主に新しい機能開発を検討する際にアンケートを実施します。
アンケート手法は、ユーザーにとっての機能の品質を評価するための「狩野モデル」を採用しています。(参照:狩野モデルとは)
狩野モデルを使って機能の品質を評価し、優先順位を決めます。これにより、リソースを効果的に配分し、ユーザー満足度を最大化できるよう取り組みます。
ユーザー調査
現在、2つの調査手法を実施しています。
1つは「ユーザビリティ評価」で、新機能や既存機能の操作性を評価してもらい、リリース前に問題点を改善します。
もう1つは「生成的リサーチ」で、ユーザーの利用環境や目的を理解し、潜在的なニーズや問題点を発見します。
結果を分析し、開発チームへ連携
分析結果はSlackのオープンチャンネルで共有し、POやステークホルダー、Payチームと検討します。新機能追加や既存機能の改善が必要と判断された項目はプロダクトバックログに追加され、優先順位を決めて開発に進みます。
やりがいを感じる瞬間
ー調査の企画から実施、分析、開発チームとの連携まで、一貫して担当されているんですね。「ユーザー目線の開発」を実現するために欠かせない存在のNさんですが、業務を進める上でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
調査結果がサービスに反映され、より多くの方に使っていただけると「やってよかった」と感じます。
以前の職場では、取り組んでも反映されず「意味があったのかな」と感じることもありましたが、クオカードでは組織全体が「ユーザー目線の開発」を目指しており、サービス改善に活かされることが多く、やりがいを感じます。
今後挑戦したいこと
ーさらに今後挑戦したいことはありますか?
はい、現状2点あります。
1つ目は、ユーザビリティ評価をより実際の環境に近い形で進めることです。
以前はオフィスで直接スマートフォンを操作してもらい、その様子を録画していましたが、フルリモートになってからはオンラインで「ペーパープロトタイピング」という手法で実施していました。(参照:リモートでのユーザビリティテスト実施)
この方法ではどうしても実際の環境と乖離が生じるため、UIデザイナーの協力を得て、実際のスマホ画面で操作を模擬する評価方法を計画しています。この方法で、より正確な使用感を反映した改善を行いたいと考えています。
2つ目は、今後始動予定の新規開発において「ユーザー目線の開発」を実現することです。
QUOカードPayは既にある程度の方向性が固まっていましたが、新規開発ではサービスの立ち上げ前から関与し、ユーザーの利用状況を理解しながらより良いものが作れるよう、UXデザインに取り組みたいです。
最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました! クオカード デジタルイノベーションラボでは、「ユーザー目線の開発」を推進いただける新しい仲間を募集しています。 少しでも興味をお持ちいただけた方は、是非カジュアル面談でお話させていただければと思います!