QUO CARD Digital Innovation Lab Tech Blog

クオカード デジタルイノベーションラボの技術ブログです

クオカードを退職します

こんにちは、デジタルイノベーションラボの飯島です。

この度、2022/9/30 にクオカードを退職することにしました。 理由は転職です。 7 月末に実施された月 1 回のエンジニア全体振り返りでこの話をし、「退職エントリを書いてどこかに投稿しときます」といったところ、ノリと流れと目に見えない力で会社のブログに退職エントリを書くことになりました。

クオカードの良い点も悪い点も書いて欲しいとのことでしたので、それを踏まえて立つ鳥跡を濁さないような内容にしようと思います。

転職の理由

ベンチャー企業で働いてみたかったからです。

クオカードは設立から 30 年以上経っており、会社の制度もしっかり整っていて、もうずっと長く働いている人たちもいます。(かと言って悪しき文化に囚われ続けている訳ではなく、全社で Slack の導入が済んでいたり、コミュニケーションや文書のオープン化などの社内改革も実施されています)

転職先は設立から 2 年ほどしか経過していないので、会社の文化や雰囲気が全く違うんじゃないかな、と思っています。 そういった、今とは全く違う環境で働いてみたい、というのが大きな理由です。

また、バックエンドの開発言語も Kotlin から TypeScript になるので、自分が慣れ親しんだ Kotlin + SpringBoot ではない環境ではコードがどう変わってくるんだろう、という興味もありました。

転職の方針

以下のような方針で探していました。

ベンチャー(曖昧)
フルリモート
残業が無い、もしくは少ない
通話などの同期的な MTG が少ない
静的型付言語を主に使っている
提供しているサービスが面白そう

ちなみに働き方の面に関してクオカードはほぼ満たしています。 通話はもうちょっと少なくなれば良いなあと思っていますが、スクラムを導入しているのでイベントの為に割く時間は必要とも思っています。 参考までに、自分の 1 週間の通話時間はこれくらいです。

月 : 朝会 15 分
火 : 朝会 15 分 / スクラムイベント 約 2 時間 (2週間スプリントなので週ごとに変わる)
水 : 朝会 15 分 + 月末に一回 MTG 1 時間
木 : 朝会 15 分 + リファインメント 1 時間 + アーキテクチャ相談会 1 時間
金 : 朝会 15 分 + 月末に一回 MTG 1 時間

平均すると 1日 40 分ほどでした。

多分ですが、これってかなり短い方だと思うので、もっと短くしたいと言う自分の意見は結構わがままな気もしています。 また、毎週木曜日には外部から講師の方を招いたアーキテクチャ相談会が開催されています。サーバーサイドのアーキテクチャや DB 設計の相談をしてアドバイスをいただいたり、最近のエンジニア界の話題などを解説していただいており、とても参考になっています。 転職することでこの相談会に参加できなくなるのが残念です。

静的型付言語も結構重要なポイントとして見ていました。

あくまで自分の感覚ですが、動的に型付けされる言語だとテストが大変だったりエディタの補完がいまいちなイメージがあります。 そういった言語を触っていると頭がこんがらがってきてしまうので、コンパイラがある言語は必須条件でした。(Rust や Scala で求人を出している会社もあり、すごく魅力的で面談もしていただいたのですが、働き方の面でマッチせず何社か辞退しました。) クオカードはバックエンドに Kotlin、フロントエンドに TypeScript を使っているので、これも良いところだと思っています。

提供しているサービスに関しては、自分が今まで携わったことがないような分野や製品に関わりたいと思っていました。

転職活動

5 ヶ月くらいかけて、いろいろな会社の人に面談や面接をしていただきました。

全部で 10 社くらいだったと思います。

面談前に企業とチャットで会話できるサービスもあり、その段階でマッチするかどうか判断して面談に進まない選択もできたので、最近の転職サービスは凄いな、と思いました。

ここに書いて良いのか分かりませんが、クオカードは割と柔軟に1日の勤怠開始終了時刻を決められるので、8:00 - 16:30 に勤務し、30 分息をついて、17:00 - 18:00 で面談する、といった形で進められました。

転職活動後

ありがたいことに、帰ってきたくなったらいつでも帰ってきて良いよ、と言ってもらえました。

ただ自分は 35 歳までに飯島珈琲店を開くという昔からの夢があるので、もしそうなっていた場合はQUOカードPay 加盟店候補として営業にいくかもしれません。

よろしくお願いします。

あと事務手続き等でお世話になっていた S さんに転職の報告をしたところ、とても暖かい言葉をいただきました。

最後に

クオカードで働いた 3 年間で、エンジニアとして何段階も成長できました。 社内テトリス大会がコロナで開催中止になってしまったこと以外心残りはありません。 ありがとうございました。