本記事では、クオカード デジタルイノベーションラボ(以下ラボ)のこれまでの歩みと2025年の組織体制、開発の進め方や働き方についてご紹介します。
選考を検討中の方や、今後に向けて情報収集している方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
これまでの歩み
まずは簡単にこれまでの歩みについてご紹介します。
2017年12月 発足
親会社が変わり、デジタル版のQUOカード「QUOカードPay」の立ち上げが決定。 開発や運用、デザインを行う組織としてラボが発足しました。
1人目のエンジニアとして入社した齋藤(現室長兼プロダクトオーナー)を中心に、組織作りとリリース準備を進めました。
参考:メンバーは0。決まっているのはリリース日だけ。エンジニア1人でスタートしてぶつかった内製化の壁からモダンな環境に至るまで
2019年3月 QUOカードPay リリース
リリース時期が決まっていたこともあり、残高管理やオンラインストアは外注に依頼し、アプリや周辺部分は内製化で開発し、予定通りリリースとなりました。
2020年6月 QUOカードPay オンラインストア内製化
スピード感を持って機能追加や改善を進めるため、まずはオンラインストアを内製化しました。
2024年7月 QUOカードPay システム内製化
システム全体の内製化を実現し、よりスピード感のある柔軟な対応が可能な体制へと移行しました。
2024年7月〜新規プロジェクト本格始動
既存サービスの改善に加え、新規プロジェクトも本格始動し、さらなるサービス拡充に向けた取り組みを行っています。
2025年の組織体制
組織規模と構成
2025年10月時点で、正社員36名、業務委託1名のメンバーが在籍。 各チームが専門分野を担当しながら、互いに連携してプロジェクトを推進しています。

EM
担当業務:チームマネジメント/プロジェクトマネジメントフォロー/社内調整
PAYチーム
担当業務:QUOカードPayのiOS/Androidアプリ・Web版、オンラインストアおよび関連システムの開発
新規チーム
担当業務:新規プロジェクトの開発
運用チーム
担当業務:QUOカードPayおよび関連システムの運用、監視、障害対応、運用改善
UIUXチーム
担当業務:QUOカードPayおよび関連システムのUI/UXデザイン
インフラチーム
担当業務:QUOカードPayおよび関連システムのインフラの設計、構築、監視、自動化
QAチーム
担当業務:QUOカードPayおよび関連システムのテスト計画や実行、仕様レビュー
採用
担当業務:ラボの採用活動全般
事務
担当業務:ラボの事務業務全般
年齢層
20代〜50代の幅広い年齢層のメンバーが活躍しています。

居住地
フルリモートで働いているため、メンバーは関東以外にも全国各地に住んでいます。

組織文化
自己管理できる組織を目指しています。
スピード感を持ってユーザーの課題を解決し続けるため、「本質的な作業に集中できる環境」を作り、「チームで価値を最大化」できるよう取り組んでいます。
参考:
- クオカード デジタルイノベーションラボが目指す姿・方向性と進め方について
- クオカード デジタルイノベーションラボのコミュニケーションのガイドラインについて
- エンジニアが本質的な業務に集中できる環境を作るために整備したこと
開発の進め方
2週間スプリントで、スクラムで進めています。
「エンジニアはシステムを作る存在ではなく、顧客(利用者)の課題を解決する存在」であることを目指し、エンジニアもユーザーの課題を理解し、より良いソリューション・仕様を提案できるよう進めています。
参考:
利用技術
開発環境
- サーバーサイド/フロントエンド:サーバーサイドKotlin /Java/Spring Boot /jOOQ /ReactJS/TypeScript /OpenAPI
- Android:Kotlin
- iOS:Swift
- インフラ:AWS (Fargate,Aurora…)/Terraform /Docker
- DB:Aurora PostgreSQL
- IDE:Intellij(ソフトウェアエンジニア以外は別ツール利用の場合あり)
- コード管理:GitHub
- 開発マシン:MacBook(ソフトウェアエンジニア/インフラエンジニアはMacBook Pro)
- その他:GitHub Copilot
利用ツール
- 監視:Datadog /Sentry
- テスト管理:Quse
- ドキュメント管理:Google Workspace /Miro /Microsoft 365
- プロジェクト管理:Jira/ Backlog
- コミュニケーション:Slack
- LLM:Gemini/Devin/Cursor/Claude code
- パスワードマネージャー:1Password
参考:
生成AIツールの活用状況
活用状況
現在ラボでは、以下の生成AIツールを導入・活用しています。
- Gemini
- Devin
- Cursor
- Claude
- Circleback
- RAG(効率的に情報検索を行うための内製ツール。ラボがナレッジ共有に利用しているBacklogのWikiと連携)
参考:
働き方
フルリモート/裁量労働制を導入しています。
チームとのコミュニケーションに困らない前提で、自身のワークライフスタイルに合わせて集中して成果を出しやすい働き方をしています。 子育て中のメンバーも多く活躍しています。
参考:
柔軟な勤務時間を心がけている一方で、夜間や休日の緊急対応をお願いする場合があります。 予期せぬトラブルを避けるため、休日の前日や夜間にシステム更新は避け、業務時間内でのバッチ処理を行う(オンラインにできるものはそうする)などの取り組みを進めています。
参考までに、2024年度の営業時間外対応の実績は以下になります。
- 運用チーム
問い合わせ:2件
障害コール:8件(内5件はソフトウェアエンジニアにエスカレーション)
- インフラチーム
メンテナンス対応:1件
スキルアップ支援
週に一度の技術顧問を招いた勉強会やACM's O'Reilly Online Learning platformの導入など、一人ひとりの成長を支援し、チームとしての成果の最大化を目指しています。
参考:
もっと知りたい!と思っていただけた方へ
最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
クオカード デジタルイノベーションラボでは、各チームで新しい仲間を募集しています。 少しでも興味をお持ちいただけた方は、是非カジュアル面談でお話しましょう!