QUO CARD Digital Innovation Lab Tech Blog

クオカード デジタルイノベーションラボの技術ブログです

メンバーインタビュー#04「ユーザー目線の開発」の実現に欠かせない存在!UXデザイナーNさんの取り組みを深掘り!

こんにちは! クオカード デジタルイノベーションラボ採用担当の金子です。

今回は、カジュアル面談で質問いただくことも多い「ユーザー目線の開発を実現するための取り組み」について、具体的な内容を紹介します。

以前、「プロダクトバックログの作り方」としてどのような情報を元にプロダクトバックログを作っているのかを紹介しましたが、今回はさらに深掘りし、実際にアンケートやユーザーインタビューを企画・実行しているUXデザイナーのNさんにお話を伺いました。

ぜひ最後までご覧ください。

自己紹介

ーまずは自己紹介をお願いします!

はい。UIUXチームでUXデザインを担当しているNです。

クオカードには2019年の10月に入社しました。

これまでの経歴としては、システム開発やUI設計、UXデザインなどに携わってきました。

趣味はスポーツ観戦やフットサルで、最近はフルリモートによる運動不足解消のため、チョコザップに通っています。

担当業務

ー現在の担当業務について教えてください。

QUOカードPayのUXデザインを担当しています。

UIUXチームにはもう1名UIデザインをメインで担っているメンバーがいるので、状況に応じて協力しながら進めています。

具体的には、競合他社の分析やユーザーからの問い合わせ内容の分析、ユーザーへのアンケートやインタビューの企画・実施・分析・改善提案などを行っています。

入社の決め手

ーもうすぐ入社5年となるNさんですが、入社を決めた時の心境について教えてください。

転職活動では、次の2点を重視しました。

1つ目は、「ユーザー目線の開発を行う組織」であることです。

これまでの経験から、ユーザーの声を反映したプロダクト作りの重要性を実感していて、その実現のためには組織全体がUXデザインやユーザーリサーチの重要性を理解していることが大切だと考えています。過去にはその価値観のズレで苦労したこともあったため、選考中は特に気をつけて確認していました。

クオカードの面接では、プロダクトオーナー(以下PO)である齋藤さんから「ユーザー目線を大切に考えてサービスを作っていく」という強い信念を感じ、一緒に実現していきたいと思いました。

2つ目は、「自社サービスを長期的に育てていける環境」であることです。

こちらも過去の経験から、継続的な改善と成長ができる環境を望んでおり、転職先としては自社サービスを中心に見ていました。

クオカードではQUOカードPayという新しいサービスを一貫して育てることができ、長期的な視点で改善を続けられる点に魅力を感じました。

他にも、選考の中で「裁量大きく自律的に進められる点」や「ワークライフバランスを保ちながら働ける点」なども自分の希望に合っていると感じ、最終的に入社を決めました。

実際に入社してみて

ー実際に入社してみてどうでしたか?

選考時の話通り、チーム全体で「ユーザー目線」を大切にサービス開発に取り組んでいると感じました。

また、私が入社したタイミングで、外部に依頼していたUX調査を自社で行うようになり、進め方含め1から構築しました。裁量大きく進められる環境で、非常にやりがいを感じています。

UXリサーチの進め方

ー確かにデジタルイノベーションラボは「裁量大きく自律的に進められる環境」ですよね。実際にNさんが取り組んでいる問い合わせ内容の分析やアンケート、インタビューについて具体的に教えてください。

ユーザーからの問い合わせ内容の分析

QUOカードPayはBtoBtoCのサービスで、対象となるユーザーは法人担当者と一般ユーザーです。 そのうち、私は一般ユーザーからの問い合わせ内容の分析や改善提案を中心に担当しています。

問い合わせ内容はお客様相談室チームがSlackの専用チャンネルで共有し、必要に応じてPOとQUOカードPayアプリを開発しているチーム(以下Payチーム)、UI/UXチームで機能追加や改善を検討し、必要な場合は調査を行います。 調査が不要な場合や早期対応が必要な場合は、迅速に対応しリリースします。

また、App Storeのコメントも自動でSlackの専用チャンネルで共有されるので、内容を確認して対応しています。

アンケート

主に新しい機能開発を検討する際にアンケートを実施します。

アンケート手法は、ユーザーにとっての機能の品質を評価するための「狩野モデル」を採用しています。(参照:狩野モデルとは

狩野モデルを使って機能の品質を評価し、優先順位を決めます。これにより、リソースを効果的に配分し、ユーザー満足度を最大化できるよう取り組みます。

ユーザー調査

現在、2つの調査手法を実施しています。

1つはユーザビリティ評価」で、新機能や既存機能の操作性を評価してもらい、リリース前に問題点を改善します。

もう1つは「生成的リサーチ」で、ユーザーの利用環境や目的を理解し、潜在的なニーズや問題点を発見します。

結果を分析し、開発チームへ連携

分析結果はSlackのオープンチャンネルで共有し、POやステークホルダー、Payチームと検討します。新機能追加や既存機能の改善が必要と判断された項目はプロダクトバックログに追加され、優先順位を決めて開発に進みます。

やりがいを感じる瞬間

ー調査の企画から実施、分析、開発チームとの連携まで、一貫して担当されているんですね。「ユーザー目線の開発」を実現するために欠かせない存在のNさんですが、業務を進める上でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

調査結果がサービスに反映され、より多くの方に使っていただけると「やってよかった」と感じます。

以前の職場では、取り組んでも反映されず「意味があったのかな」と感じることもありましたが、クオカードでは組織全体が「ユーザー目線の開発」を目指しており、サービス改善に活かされることが多く、やりがいを感じます。

今後挑戦したいこと

ーさらに今後挑戦したいことはありますか?

はい、現状2点あります。

1つ目は、ユーザビリティ評価をより実際の環境に近い形で進めることです。

以前はオフィスで直接スマートフォンを操作してもらい、その様子を録画していましたが、フルリモートになってからはオンラインで「ペーパープロトタイピング」という手法で実施していました。(参照:リモートでのユーザビリティテスト実施

この方法ではどうしても実際の環境と乖離が生じるため、UIデザイナーの協力を得て、実際のスマホ画面で操作を模擬する評価方法を計画しています。この方法で、より正確な使用感を反映した改善を行いたいと考えています。

2つ目は、今後始動予定の新規開発において「ユーザー目線の開発」を実現することです。

QUOカードPayは既にある程度の方向性が固まっていましたが、新規開発ではサービスの立ち上げ前から関与し、ユーザーの利用状況を理解しながらより良いものが作れるよう、UXデザインに取り組みたいです。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました! クオカード デジタルイノベーションラボでは、「ユーザー目線の開発」を推進いただける新しい仲間を募集しています。 少しでも興味をお持ちいただけた方は、是非カジュアル面談でお話させていただければと思います!

quo-digital.jp

カジュアル面談でよくある質問について、メンバーにアンケートとってみました!#02

本記事では、前回の記事に引き続き、カジュアル面談でよくいただく質問について、メンバーにアンケートをとった結果を紹介します。

それぞれの回答をそのまま載せているため、矛盾した意見も含め生の声として載せています。

クオカード デジタルイノベーションラボへの選考を検討いただいている方や今後のため広く情報収集している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

前提

アンケート回答者:デジタルイノベーションラボのエンジニア、デザイナー20名。

アンケート結果

実際の回答を紹介します。

入社して良かったこと

働き方

  • フルリモートワークで出社が不要になった。

  • 裁量労働制での働き方に柔軟性があり、働きやすい

  • ワークライフバランス(時間・場所に捉われず、自身のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける点)

  • 私が入社したのはコロナ流行の前ですが、その頃からリモートワークや裁量労働制が採用されていたのが嬉しかったです。3人目の子供がまもなく産まれる時期でもあったので、時間を有効に使うことができました。

業務内容/進め方

  • 自社サービスに関われること

  • 採用している技術要素がモダン

  • 技術的に勉強になることが多い

  • BtoB/BtoBtoCとB向けC向け両方の目線が得られた

  • QUOカードPayアプリのレビュー等で利用者からのダイレクトな声を感じられて、実際に使って貰えている実感できて良いです。

  • 裁量が比較的大きい

  • 自分の意見が仕事に反映される

  • 大きいシステム開発に関わることができる

文化/環境

  • リモートワークの環境が整っている。

  • 制度改革のスピードが速い。

  • 思ったよりも保守的な会社ではない。

  • スキルアップがより期待できる環境でチャレンジできること。

  • 人事/総務がしっかりしていて対応も早い

メンバー

  • メンバーが仲が良くて、コミュニケーションが取りやすい

  • チームメンバーがとても優秀であること

  • 困ったことがある場合のヘルプが早い

  • わからないことがあっても他メンバーのサポート体制がしっかりしている

入社して感じたギャップ

働き方

  • 入社前にホワイトな企業が誇れる部分という話があって、そう答えるケースって大体蓋開けたらブラックなケースが多そうだけど本当にホワイトでいい意味で裏切られた

  • コロナのせいもあるが、想像していたより出社していない(ほぼリモート)

  • いい意味で働き方が柔軟である

業務内容/進め方

  • 思っていたより自走・主体性、スピード感がある

  • 社員数の少なさ。割と全国規模なサービスを少人数で回しているところ。

  • 自分から提案がどんどんできる。

  • ラボとその他の部署でナレッジ共有のスタイル(Google Workspace と Microsoft 365など)が異なり、少し障壁を感じる。

文化/環境

  • 昔ながらの日本の会社をイメージしていたが、新しいことをいろいろ取り入れていく会社だった

  • ギャップというのかわかりませんが、私が入社したのはラボというが立ち上がったばかりの頃で、毎月チェックリストの紙に日付付きのハンコを押したり、旧来からの使いにくいシステムを利用せざるを得なかったりと、前職システム会社にいた身からすると「これは効率悪いな、、」と思う場面は多々ありました。 ただ、そういったルールや運用は、徐々に整理・改善されていって今ではそういった場面に出くわすことはなくなりました。

  • 申請等の手続きが多い

コミュニケーション

  • 社内のやり取りが基本的にSlackでオープンコミュニケーションが推奨されていて、社内の情報にアクセスしやすいこと(前職はメールでのやり取りが多い環境でした)

  • リモートながらSlackをうまく使うことですぐに相談できる環境が整っていた。

  • ほぼSlack(テキスト)コミュニケーションとなる点は、もともとSlack使ってた身からしても適応負荷が相当高い。

  • フルリモートワークだからだと思いますが、仕事以外のコミュニケーションが少ないかと思います。(一応、新しく入社される方がいるときは雑談会がありますが)

  • 中途入社者に対するウェルカムな雰囲気。前職を辞めた理由をもっと聞かれると思ったが、そもそもほぼ全員が中途なので、そんなことは誰も気にしない雰囲気。

デジタルイノベーションラボの雰囲気

働き方

  • 出社の機会もたまにありますが強制ではないので、入社して1年以上経っても会ったことのないメンバーもいて面白い働き方だと思っています。

  • 勤務時間に柔軟性があり、各々が自由に自分の仕事を進めている

業務内容/進め方

  • 各々が自立して責任感を持ちながら、また協調して成果を出している印象です。

  • プロダクトとして向かうべき方向を技術だけでなく多くの面からエンジニアが主体的に考えている組織だと思います。

  • チームで協力して仕事を進めやすい雰囲気だと思います

  • みんな真面目に仕事してる方が多いですね。最近は雑談チャンネルはあまり書き込まれないです。でもSlackのヘルプチャンネルに困りごとを書き込むと、みんなすぐ反応してくれて優しいです。

  • 15分ルールで他メンバーの不明点を協力して解決しようというカルチャーがいいなと思いました。

  • 新しい技術(ChatGPT等)を次々導入し、無駄を省いて新しいルールを作っていくといった自由闊達な意見交換を求める雰囲気がある。ただ、実際の仕事の進め方は「人」によるところが大きく、よって担当ごとにけっこう違っていると思う。

  • 困ったことがあればSlackで聞くと協力的に色々回答してくれて、各々が仕事を早く終わらせようとする雰囲気がある。

コミュニケーション

  • どんなことでも気軽に質問しやすい雰囲気があります

  • 全体的に雰囲気はいい!フルリモートでも気軽にコミュニケーションが取れる。

 →times_xxxでリアクションしてくれたり、質問したらすぐ応答があったり。レビュー依頼(それが割り込み業務であっても)に対応してくれたり。

  • フルリモートでチャットコミュニケーションメインなので、自分からコミュニケーションとれる人に向いてる。テキストで温度感伝えるのが上手な人がいる

  • 年1回、懇親会がある(はず)昔はリモート飲み会もあったが、不発だった(人が集まらない)

メンバー

  • 落ち着いている方が多い印象です

  • 猫好きが多い(私は犬好き)

  • どちらかというと淡々としている方が多い

  • 文系理系、インドア派アウトドア派など多様な人の集まりかな、と思います。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

クオカード デジタルイノベーションラボでは、新しい仲間を募集しています。

少しでも興味をお持ちいただけた方は、是非カジュアル面談でお話させていただければと思います!

quo-digital.hatenablog.com

カジュアル面談でよくある質問について、メンバーにアンケートとってみました!#01

本記事では、カジュアル面談でよくいただく質問について、メンバーにアンケートをとった結果を紹介します。

クオカード デジタルイノベーションラボへの選考を検討いただいている方や今後のため広く情報収集している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

前提

アンケート回答者:デジタルイノベーションラボのエンジニア、デザイナー20名。

アンケート結果

実際の回答を紹介します。

年齢層

20代〜40代の幅広い年齢層のメンバーが活躍しています。

勤続年数

デジタルイノベーションラボは2017年に発足し、現在も拡大中の組織です。

そのため、発足時からのベテランメンバーや、直近入社の新メンバーまで様々です。 機能追加や改善、新規開発と推進すべきことはたくさんあるので、現在も積極的に採用を行っています。

居住エリア

フルリモートのため、関東以外に住んでいるメンバーもいます。

出社頻度

出社のタイミングとしては、新入社員の受け入れサポートや、半年に一度の全社イベント(希望者のみ)があります。どちらも出社は強制ではないため、入社初日以降出社していないメンバーもいます。

前職の職種・業界

前職までの経験を活かして活躍しているメンバーが多いです。

また、前職でバックエンド開発を担当していたが、クオカードに入社後はフロントエンドやスマホアプリ開発も担当しているメンバーもいます。

これまでの経験を活かし、新しい分野にも挑戦できる環境です。

IT業界を中心に、様々な業界出身のメンバーが活躍しています。

金融業界や決済関連の知識は、入社後にキャッチアップしています。

休日の過ごし方

インドア派

  • 猫と遊ぶ、オーディオブックを聴く

  • のんびり

  • ゲーム

  • 読書

  • 寝ている

  • 漫画を読む

  • たまった家事

  • Netflix

  • 格闘技観戦

  • ペット(猫)と遊んだり、資格の勉強をしたり、動画を見たり

アウトドア派

  • 関東内の各地に出かけています。

  • サーフィン

  • 家族で買い物やお出かけ

  • 家族 or 硬式テニス

  • 美味しいものを食べに行ったり、散歩をしたりしています。

  • ドライブ

  • 子どもと近所の公園に遊びに行ったり、習い事の付き添いで終わることが多いです。まとまった休みにはキャンプに行くこともあります。新しいテントを買ったので次のキャンプが楽しみです。

  • レストラン・カフェ開拓

  • 子供の部活対応

インドア、アウトドアと様々な回答がありました。

新入社者のオンボーディング期間に実施している雑談会では、休日の過ごし方や趣味についても話します。

次の記事ではアンケート結果の続き(入社してよかったこと、入社して感じたギャップ、デジタルイノベーションラボの雰囲気)について紹介します。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました! クオカード デジタルイノベーションラボでは、新しい仲間を募集しています。

少しでも興味をお持ちいただけた方は、是非カジュアル面談でお話させていただければと思います!

quo-digital.jp

GitHub CopilotとChatGPT、何に使っているかアンケートとってみました!

クオカード デジタルイノベーションラボでは GitHub Copilot for BusinessとChatGPT Enterpriseを導入しています。

本記事では、これらのツールを「実際に何に使っているか」をアンケートで聞いた結果を紹介します。

LLMの導入を検討されている方やクオカード デジタルイノベーションラボへの選考を検討いただいている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

導入状況

両サービスの企業向けプランを導入しており、デジタルイノベーションラボのメンバーは希望すれば誰でも利用できます。

過去記事でも紹介しましたが、「エンジニアが本質的な業務に集中できる環境」を作るため、有用なサービスがあれば今後も積極的に導入を進めていきます。

活用事例

ここからは、「実際に何に使っているか」を聞いたアンケートの回答を紹介します。

  • アイコンやイラストのアイデア出しに重宝しています!

  • テストデータの作成とか使い捨てのスクリプトの作成に使ってます

  • Github Copilotですが、UnitTestでテスト名を丁寧に書くと、意図したテスト条件でコードを生成してくれるので重宝してます。 プロダクトコードでは、コメント先に書いておくとそれに沿ったコードを精度高く生成してくれます。

  • コードサジェストとかで自分の認識してない代替メソッドとか提案してくれたりする(サジェストが圧倒的に進化してる。使ってるというよりこれは勝手にですが)

  • 簡易的な自動レビュアー的にも使える(変更対象ファイルにCopilotかけてみる)

  • GitHub Copilot Chatでサクッとググる代わりにIDE内でいちいち覚えていない内容などちょっとしたやり方を聞いている

  • Terraformで法則性があるコードを繰り返し書くときの補完が便利で役立っています

  • コードの入力補完・生成

  • ファイル名、変数名などの各種命名

  • AWS公式ドキュメントなどの文章の要約

  • 画像の文字起こし

  • Web検索

  • モバイルアプリのストアに表示する「アップデート情報」の文章を考える際に、ChatGPTにアプリ新機能の概要を伝えると、短くてわかりやすい文章を作ってもらえました。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました! クオカード デジタルイノベーションラボでは、新しい仲間を募集しています。

少しでも興味をお持ちいただけた方は、是非カジュアル面談でお話させていただければと思います!

quo-digital.jp

クオカード デジタルイノベーションラボのスクラムの流れについて

今回はクオカード デジタルイノベーションラボのスクラムの流れについて紹介します。

選考を検討いただいている方や今後に向けて広く情報収集されている方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

前提

クオカード デジタルイノベーションラボの開発チームは「Payチーム」「新規チーム」「ECチーム」の3つに分かれています。チームによって一部アレンジしている部分もありますが、基本的な進め方は共通しています。ここでは、新規チームの現時点での進め方について紹介します。

過去記事では、プロダクトバックログの作成方法や、脱社内外注を進めた話も紹介していますので、ぜひご覧ください。

全体の流れ

2週間スプリントで進めています。 スプリントの最初にプランニングを行います。 スプリント期間中は、毎日デイリースクラムを行い、週に一度リファインメントを行います。 スプリントの最終日には、スプリントレビュー、レトロスペクティブを行い、スプリントが完了します。

スクラムイベントの詳細

スプリントプランニング

いつ実施しているか:隔週火曜日 タイムボックス:120分

実施内容

  • スプリントで対象にするPBIの選択(基本的には高優先度のものから)

  • スプリントゴールの設定

  • 必要に応じて、PBIを完了させるために必要な作業の洗い出しや作業の具体的な方法(How)についても議論

デイリースクラム

いつ実施しているか:毎日 タイムボックス:15分

実施内容

開始時までに各自以下の内容を投稿

  • 前回のデイリーからの進捗報告

  • 次回のデイリーまでに実施する予定の作業

  • 連絡事項、問題点、その他

全体で確認

  • 他部署との確認状況

  • レトロスペクティブで話し合った改善点の実施状況

  • スプリント計画の達成度合い

リファインメント

いつ実施しているか:毎週木曜日 タイムボックス:60分

実施内容

  • プロダクトバックログアイテム(以降PBI)の確認、必要あれば内容の変更を検討

  • PBIが大きければ分割し、見積もりと優先順位付けを行う

  • 見積もり手法:相対指標である「ポイント」に基づいた見積もりで、プランニングポーカーにより決定

スプリントレビュー

いつ実施しているか:隔週火曜日 タイムボックス:30分

実施内容

  • ステークホルダーに作業の結果をデモ形式で提⽰し、フィードバックを得る

  • プロダクトゴールに対する進捗について話し合う

  • 全ての作業を画面でデモするが、難しいタスクの場合は説明のみ行う

レトロスペクティブ

いつ実施しているか:隔週火曜日 タイムボックス:30分

実施内容

KPTを用いた振り返り

  • Keep(継続するべきこと)

  • Problem(課題となっていること)

  • Try(今後の挑戦)

振り返りの手順

  • Backlogのボード上で、KeepとProblemを挙げる

  • 課題となっている点について解決策を議論し、Tryとして設定する

大事にしていること

チームで協力して進める

デジタルイノベーションラボでは「チームで協力して進めること」を大切にしていて、スクラムを進める中でも、チーム全体で協力し合うことを重視しています。

改善し続ける

「当事者意識を持ち、本来すべきことを行うこと」も、デジタルイノベーションラボで大切にしている価値観の1つです。チームメンバーは、課題解決に向けて自ら考え、良いアイディアがあれば積極的に提案し、改善を続けています。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

クオカード デジタルイノベーションラボでは、新しい仲間を募集しています。

少しでも興味をお持ちいただけた方は、是非カジュアル面談でお話させていただければと思います!

quo-digital.jp

固定記事:クオカード デジタルイノベーションラボについて(リンク集)

本記事では、クオカード デジタルイノベーションラボにご興味をお持ちの方向けに、参考になりそうな情報をまとめました。 気になる情報があれば是非ご覧いただけますと幸いです。

(最終更新日:2024/9/27)

クオカードデジタルイノベーションラボ採用LP

quo-digital.jp

プロダクト

www.quocard.com

目指す姿・方向性と進め方

技術スタック

開発の進め方

働く環境

勉強会

技術ブログ

メンバーインタビュー

採用関連情報

open.talentio.com

エンジニアが本質的な業務に集中できる環境を作るために整備したこと

今回は、クオカード デジタルイノベーションラボで「エンジニアが本質的な業務に集中できる環境を作るために整備したこと」について紹介します。

選考を検討いただいている方や今後に向けて広く情報収集されている方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

フルリモート可×裁量労働制の働き方

フルリモート可×裁量労働制の働き方を導入することで、通勤やコアタイムによる負担や制約をなくし、それぞれが本質的な業務に集中できる環境を提供し、より高いパフォーマンスを発揮できるようにしています。

具体的な働き方については、ぜひ過去記事をご覧ください。

マネージドサービスや自動化ツールの導入

障害対応の一次受けや監視など、対応が決まっている業務は外部に委託し、設計や改善への提案などのよりコアな業務に注力できるようにしています。また、自動化や効率化を推進するツールも積極的に取り入れています。(例:GitHub Actionsを使ったCI/CDの構築やGitHub Copilotの活用など)

専任の事務担当者の採用

エンジニアが社内手続きなどの事務作業を行う場合、開発業務に再度集中するためには、コンテキストスイッチが生じるため、生産性の低下に繋がってしまいます。

このような状況を改善し、エンジニアが開発や仕様の検討などの本質的な業務に集中できるよう、社内手続きなどの事務作業を代行する専任の事務担当者を採用しました。 具体的には以下の業務を代行します。

  • 発注稟議や請求書の処理対応

  • 書籍や備品の購入手続き

  • その他、イレギュラーに発生する事務作業の対応など

独自の評価制度の導入

できるだけ自走できる組織を目指している為、ゴールを共有し全員がそれを実現させることを目標としたいと考えました。 評価を気にせず、自由な議論や行動を促進し、仕事に集中できる環境を作るために、以下の方針を採用しています。 導入の背景や詳細については、過去記事をご覧ください。

  • 年次の目標は策定しない

  • 期待値との大きな乖離が無く、成果が出れば翌年度に1段階昇格

  • 期待値との大きな乖離がある場合は、それ以上の昇格/降格もある

  • 期待値とのズレは半期に1度のフィードバックではなく、隔週の1on1で伝える

  • 能力ではなく、成果で判断する

オンコールを減らす取り組み

休日の前日や夕方のリリース・システム更新はできる限り避け、休日や夜間のオンコールを発生しにくくするルールを整備しています。業務時間外はしっかり休み、業務時間内に集中して仕事に取り組むための仕組みを整えています。

今後

今後も改善が必要な箇所があれば、積極的に取り組んでいきたいと考えています。 新たに入社された方からの率直な意見も大歓迎です!

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました! クオカード デジタルイノベーションラボでは、新しい仲間を募集しています。

少しでも興味をお持ちいただけた方は、是非カジュアル面談でお話させていただければと思います!

quo-digital.jp